2022/4/24 「イカ」の季節がやって来た!!!
生き物の紹介
2022年4月24日(日)
2022/4/24
今日は最近内海の方でよく見られるコウイカについてご紹介しようと思います🎵
コウイカは、墨をたくさん吐くことからスミイカと呼ばれることもあります。
青森県辺りから南の太平洋沿岸及び日本海沿岸に分布し、普段は外洋の水深60〜150mを
回遊しながら小魚やエビ、カニ、シャコなどの甲殻類を捕食しています。
そのため、砂地や泥砂地、岩礁地帯に生息しています。
砂地もただ平坦な場所ではなく、カケ上がりや、小さな根が点在するバラ根、
近くに岩礁帯がある周りなど、海流に変化が生じやすい所に生息しています。
そのような場所はプランクトンが多く小魚やエビ・カニ類も集まるので、それを求めてコウイカはやってきます。
コウイカは水温の変化に応じて生息水域を変えます。
春から夏は、他の以下と同様に対馬海流に乗り、北上してきます。
海水温の上昇とともに水深10m付近まで浮上してきます。
秋は、夏に生まれたコウイカが大きくなってくる時期ですが、海水温も下がり海底のほうに移動していきます。
水温が最も低くなる冬から早春には水深40~60mくらいの海底まで移動していきます。
2~4月頃には、産卵のために内湾の浅いところに集まります。
オスはメスの気を引くため、体を発光させるなど色々な誘引行動を見せます。
コウイカのペア
ペアが成立すると、オスがメスに精子の入ったカプセルを手渡します。
刺激を受けたそのカプセルは、自動で「精子の槍」が飛び出すので
それを受け取ったメスは精子に刺されて受精します。
精子の先端は矢じり状になっていて、一度刺さるとなかなか抜けない作りになっています。
ペアが成立した交接シーン
交尾した雌は早いものは数分後、遅くても数時間後には産卵し、約2000個の卵を産み付けます。
寿命は1年ほどで、産卵を終えると雄も雌も死んでしまう、儚い命なのです😭
内海で見られるのは今だけ!
運がいい時には5~6ペアくらい見れます🎵
オスがメスを奪い合うバトルや、成立したカップルの交接、産卵
などを間近で見ることができます😍
皆さんも一緒に見に行きませんか?😆