7/30 幸せの黄色いサイコロの到来!!!
生き物の紹介
2022年7月30日(土)
7/30
可愛い「幸せの黄色いサイコロ」の時期がやってきました
「幸せの黄色いサイコロ」とはなんぞや!?
と思っている人が多そうですね(笑)
その正体は「ミナミハコフグの幼魚」です!!!
これなら聞いたことのある人は多いでしょう(笑)
この子たちはダイバー界のアイドルですもんね😆
ミナミハコフグの幼魚
今日はミナミハコフグの赤ちゃんをご紹介していきたいと思います😊
ミナミハコフグの英名は幼魚の見た目から
【Yellow boxfish】と呼ばれています。
そのまんまですね(笑)
ミナミハコフグの幼魚は夏に黒潮に乗り日本にやってくるので、
和歌山県より南の暖かい海域でよく見ることができます。
ただ、水温が下がる秋には越冬できずに死んでしまう為
「死滅回遊魚・季節回遊魚」の一つとして知られています。
青海島にもこのミナミハコフグの幼魚が流れ着いてくれるのですが、
なんといっても幼魚が似ているので見分けるのが難しい!!!
なので見分け方をご紹介していきますね🎵
まず幼魚から
ハコフグ
黒点の大きさが黒眼よりも小さい
黒点より小さな水色点が背中にある
ハコフグの幼魚
ミナミハコフグ
黒点の大きさが黒眼と同じ大きさ
水色点がない
次は成魚です
ハコフグ
頭部にも尾部にも黒の小さい斑点がない
ハコフグの成魚
ミナミハコフグ
頭部にも尾部にも黒の小さい斑点がある
成魚では、オスとメスで見分け方がさらにありますが、
基本的にミナミハコフグの成魚は青海島にはいないので
ここでは紹介しません(笑)
かわいい見た目の幼魚たちですが、
「綺麗な花には棘がある」という言葉があるように
この子たちも毒があります💦
まず、1つ目
ハコフグやミナミハコフグの幼魚たちは身の危険を感じると
体表から粘液毒(パフトキシン)という神経毒を分泌します。
なので、自ら出した毒によって自分自身も死んでしまうことがあります・・・
完全に自爆テロですね
海は広いですが、水槽で飼育しようとすると
毒を分泌した際他の魚も全滅してしまうため、
単独で飼育するのがいいと思います。
そして、2つ目
パリトキシンと呼ばれる内臓、主に肝臓に蓄積されている
可能性のある毒です。
パリトキシンを摂取してしまうと、最悪の場合死亡する可能性もあるので
内臓は絶対に食べないでください。
というように、強力な毒を持ち合わせています。
見た目に騙されないように(笑)
ミナミハコフグの幼魚が見られるのは今の時期だけです!!!
そして、この子たちはちょこちょこと動き回るので
とても写真を撮るのが難しい…😂
私も数十枚撮って一枚くらいしか綺麗に撮れません(笑)
ミナミハコフグの幼魚は、中性浮力をとりながら写真を撮る
いい練習になると思いますよ♪
是非、皆さんもミナミハコフグの幼魚に会いにきてください😍
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