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Vol.6 【異例のプール講習】水恐怖症の私が変わった理由

2020年8月14日 公開  ライター:オカモト

第6回は宇部市にお住いの坂本葉子さん65才。4年ほど前から息子さんとダイビングを始め、お勤めしながら県内の青海島(おうみじま)や、沖縄、屋久島、石垣島などのツアーに参加してダイビングを楽しまれています。

第5回でご登場いただいた内田さんは坂本さんの仲のよいメンバーのうちの一人で、よくバディを組んで一緒にダイビングを楽しんでいます。

―ダイビングを始めたきっかけをおしえてください

親戚がダイバーで、山口で潜りたいっていう話が出たことがきっかけで、息子と二人でダイビングを始めることになりました。息子が「60を過ぎてダイバーってすごくかっこいいよ」という言葉に惹かれてWITHに参りました。

けれど、私は過去におぼれかけたことがあって、水恐怖症で水に顔をつけることがなかなかできなかったんですね。

―水恐怖症で実際のプール講習はどんな様子でしたか?

最初のプール講習では、もし水の中で息ができなかったら死につながるという大変な恐怖でなかなかうまくできませんでした。水に顔をつけるだけで胸がドキドキして過呼吸になるんですね。

もうやめようと思って、WITHの廣さんに伝えましたら、やめてもやめなくてもどっちでもいいよって、またやりたいとなったらいらっしゃいという言葉をいただきました。

やめるのもストレス、やめないのもストレス。どうしようかと思った時に、ああ言ってくださるならとまた行きましたけど、みなさんのようにはうまくいかず、プール講習は普通1回なんですけど、私は4回やってなんとか水の怖さを克服することができました。

廣さんが一緒だったら怖くなくなった

過去にはこんなこともありました。息をするためのボンベのバルブの開け方が不十分で、海の中にいる時に途中でだんだん息ができなくなったんですね。3~4mくらいの深さで。でも自分では原因がわからなくて、そういうときもいつも廣さんが近くにいて、知らせに行ったら廣さんが一緒に浮上してバルブを開けてくれて、問題なくまた潜れたということもありました。

坂本さんは股関節に痛みがあって自力で器材を装着することが困難なため、バディやインストラクターに手伝ってもらっています。

ボンベをつけるのがゆるかったこともあって、それではずれかかってるのを廣さんが見つけて助けてくださったりとか、いつもいろんなことがあるたびに、あぁよかったぁ、いつもそばにいてくださるんだなということで安心できます。

ツアーに行きましても、現地インストラクターがいて、必ず少し離れたところから廣さんが見ていてくださって、どんなことがあってもすぐ助けてもらえるから、どんな年齢の方でも安心してできますね。

―印象に残ったエピソードなどはありますか?

ボートダイビングでボートから水中へ降りたときに水中メガネがずれちゃって、水が入ってすごく苦しかったんです。本当はスーッと水中に入っていく予定だったのに、なかなか入ってこないからバディは私が沈めないんだろうと思って、手伝おうとして私の足を引っ張るんですね。まさか水面でそういう状態だとはわからないものだから。

周りでみんなが見てくださっていて助けてくれたので、これは笑い話になったんですけど、その都度アクシデントっていろいろあるかもわかりませんけど、それが後になって笑い話になるような話ばかりでそれが印象に残りますね。

屋久島ツアーに行ったときには、いつも一緒の内田さんが行けないって言ってたんですね。だから私も来ないものだと思って行ってみたら、内田さんが屋久島の人に扮していたんです。他のメンバーは全員内田さんが来ることを知っていたのに、私だけ知らずにひっかけられて、ぜんぜんわからなくて、あらぁよく似た人がいるなぁって感じで大笑いしたこともありましたね。本当に楽しい雰囲気のところです。

ダイビングは最初に息子と始めてますから、親子でできるって、内田さんも孫とできていいなって思うんですけど、親子で同じ趣味をもって同じように学び、それに関していろんな話ができるっていうすっごく楽しいですね。

海に入るようになって、今もなんですけど、なかなか上手にできません。だけれど、仲のいいメンバーがたくさんできて、交流が楽しくて、ツアーが年2~3回あるんですけど、遠くに行っていろんな海に行って泳ぐことが楽しいです。

―これからダイビングを始めたいと考えている方へメッセージをお願いします

年齢はまったく関係なく、それとダイビングというとすぐに泳げないとおっしゃる方がいらっしゃるけれど、泳げる泳げないはまったく関係ありません。

まずは体験をされるのがいいかもわかりませんね。海の中にも四季があるんです。それもわかるし、魚食べるばかりじゃなくて、どういうふうなお魚でっていうのを見れたりだとか。

スキーやゴルフもやってきましたけど、やっぱりこの全く知らない水の中、ダイビングが一番楽しいかなと思います。

宇宙旅行っていうと難しいと思いますけど、海の中なら、そういうものをオギャアと生まれてきたなら体験してみて楽しかったら始められるといいと思います。

坂本さん、取材協力ありがとうございました!取材時間は短かったんですが、楽しいエピソードがたくさん聞けました。それだけ充実したダイビングライフを送っていらっしゃるということですね。

自力で器材装着がむずかしい坂本さんが足ひれを周りの方に履かせてもらったり、みんな喜んで手伝っていて、それ自体が楽しい遊びのようで、良い雰囲気でした。足が悪いとか、肩が悪いからとダイビングを始めることをためらっている方がもしいらっしゃたら、WITHへ相談されてみてはいかがでしょうか?

また、水が怖い!けどダイビングに挑戦してみたい!という方も、WITHでは焦らずあなたのペースに合わせた講習を行いますので、ぜひお問い合わせください。